機材のご紹介
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今回はMimir Yokohamaの代表、正木が使用しているコンピュータ環境をご紹介します。
メインコンピュータ
ワークステーション
メインのコンピュータとしてはLenovoのハイエンドワークステーション、ThinkStation P720を採用しています。
パソコンよりも遥かに強力なコンピュータである「ワークステーション」でもハイエンドに位置するモデルで、プロセッサはサーバー向けの Purley こと Intel Scalable Processor family に属する Intel Xeon 4114 プロセッサ (10コア20スレッド) を2機搭載します。
このようなハイエンドワークステーションは一般には仮定や事業所で使用するものではなく、用途としては金融分析や、医療での画像解析などに用いられます。
極めて強力なプロセッサと、パソコンの12倍にも及ぶ豊富な帯域、高信頼性のハードウェアにより、多大な処理を伴う作業であっても余計な待ち時間を持つことなく迅速に遂行することができます。また、障害などによる作業の滞りも最小限に抑えます。
また、Mimir Yokohamaのサービス品質の肝である技術力向上のため、様々な研究にも用いています。
入出力機器
コンピュータだけが高性能では優れた作業効率を実現できません。 Mimir Yokohamaがスピーディなサービスを提供するためには作業効率は重要であり、これを高めることも怠るわけにはいきません。
作業効率を高めるためには入出力機器が重要です。入出力機器にもこだわりを持って選定しています。
ディスプレイは21.5inchサイズの事務用ディスプレイFHDを3台用意、 これは新しい環境において4kディスプレイ3枚とFHDディスプレイ1台の構成に変更する予定です。
3台のディスプレイでの作業は慣れが必要ですが、訓練により表示されている情報を把握しながらの並列作業を実現しています。
入力の要となるキーボードは文筆業において好まれる高級キーボードである富士通コンポーネントのLibertouch、及び現代においては特殊な構造となるUnicomp製キーボードを主に使用しています。 これにより、小説家並の執筆量を伴う場合でも快適かつ迅速に記述することができます。場合によっては連日数万文字を執筆することもあるため、そのようなタイピングにおいても手を痛めることなく、ストレスなく集中して執筆できることは重要なこととなっています。
嗜好をまとめるためのメモには紙やホワイトボードも活用しており、コンピュータだけに固執することなく銃なんかつ最適な手法を選択し、高い作業効率を実現しています。
使用機会は一般の方と比べても少ないのですが、マウスについてもELECOMのEX-G Ultimate Laser Mouseを採用、抜かり無く最適な道具を選択しています。
ワークステーションとは
ワークステーションとはいかなるコンピュータか、というお話を少ししましょう。
昔の話をしますと、「ひとり一台」というスタイルで使用するのがパーソナルコンピュータ、つまりはパソコンであり、対して複数人で共有し端末を接続して同時に使用するための高性能コンピュータがワークステーションでした。
現在においてはそのような区別ではなく、主に「ワークステーション用の部品を使用しているものがワークステーション」という形になっています。
ワークステーションが用いられるのは主にグラフィックス関係の業務においてで、動画編集や3D CADなどにおいてはパソコンではなくワークステーションが好まれる傾向があります。 ただし、この場合に使用されるのはエントリーワークステーション、あるいはメインストリームワークステーションと呼ばれるものであり、P720のようなハイエンドワークステーションとは位置づけや使用感が大幅に異なります。 ハイエンドワークステーションはそのような動画編集や3D CADといった作業においてはメインストリームワークステーションに対するアドバンテージを特に持ちません。
メインストリームワークステーションはおおよそ「高性能なパソコン」と見ることができ、あまり特殊なものというわけではありません。 部品自体はワークステーション用のものですが、機能的な差異は小さいと言えます。
それでも用途自体が特殊な上に高額で、店頭に置かれてることもあまりないため馴染みがなく、少なくとも一般個人で利用するようなものではないと言えます。 メディアクリエイターの方ですと趣味でワークステーションを選択することもありますが、かなり贅沢なものであると見られるでしょう。
対してサーバー向けプロセッサを搭載するハイエンドワークステーションは使い方もかなり異なり、主に高度に数学的な処理・計算をしつづける分野において使用されます。
ワークステーションを利用する理由としては、まず帯域の広さなど単純に体感できない部分での性能を必要とする場合や、上級モデルについては価格的にも非常に高額で高性能なものがあることからパソコンでは実現不可能なほどの高性能を求めてということもあります。
ハイエンドワークステーションの場合は「多プロセス並列計算」というモデルを採用する作業においてはパソコンやメインストリームワークステーションとは異なる思想の設計が必要となるため、そのようなモデルの処理を行う場合にはハイエンドワークステーションを選択することで大幅に時間を短縮することができます。 ここでいう時間の短縮は例えば「現実的な時間のうちに終わらない計算(数百年かかるような)を実用的な時間で完了する」という意味になります。
また、高度業務用コンピュータであるワークステーションは部品自体も高品位で品質の高いものが使用され、また機能を損なうことがないよう特別な機能を持って設計されており、さらに故障時はサービスエンジニアが直接赴いてその場で修理を行うオンサイト保守を提供するなどしているため、業務が停止するような状況を最小限に抑えることができます。
ラップトップ (ノートパソコン)
授業や打ち合わせ、プレゼンテーションから講演に至るまでラップトップも欠かせません。
ラップトップにはLenovo ThinkPad X1 Carbonを選択しています。
質実剛健の名にふさわしいThinkPad、特に堅牢性・携行性に優れるXシリーズはhackerたちにとって定番中の定番であり、そのトップモデルであるX1 Carbonはまさにその象徴とさえ言えます。
14インチと携行性の高いモデルとしては大画面を持ちながらそのサイズはコンパクトで軽量です。 これは授業や解説を行う際にお客様が見やすい画面であるという点で重要なことであり、作業効率にも貢献します。
優れた携行性、バッテリー持ち、大画面、そして随一といえる優れたキーボードは高い作業性をもたらし、常に持ち歩いていつでもどこでも、短い空き時間や待ち時間にさえ作業を進めることを可能にしています。1
処理用のコンピュータはワークステーションが別途あるためあまり処理性能が高い仕様ではありませんが、それでも滞り無く作業をするには十分なものとなっています。
データシステム
私は研究において大量のデータを取り扱うため、このようなデータを格納できる構成にする必要があります。
また、重要かつ膨大なデータは財産であり、そのようなデータが万が一にも損失しないように設計されています。
現在、1構成が最大で192TBのディスクとして取り扱える設計となっており、バックアップ用を含めて2系統の構成となっています。 データが不足した場合は設備投資と電気容量の許す限りにおいて機材の追加だけで速やかに保存領域を無制限に拡張できるものです。
この中で特に重要なデータ群については複数のクラウドストレージと動機しており、火災や津波などの災害からのディザスタリカバリにも対応しています。
データは全て暗号化されており、例えストレージを盗み出すことに成功したとしてもデータを盗み出す覗き見ることはできません。
もちろんこのようなワーキングスタイルは代表だけのものであり、他のスタッフはすべきでないこととされています。↩︎